醍醐寺
醍醐寺の1150年にわたる歴史や真言密教、建築、庭園、文化財について、専門家による研修を通して理解を深めます。文化に関する専門知識に加え、実践的なガイドスキルや国際的なホスピタリティについても学び、醍醐寺の価値と魅力を国内外の訪問者へ伝える専門ガイドを目指します。
研修日程
10月11日(日) | 10月25日(日) | 10月31日(土)
最終実技試験:日程は別途ご案内します
定員10名
研修スケジュール
※カリキュラムは変更となる場合があります
真言宗・醍醐寺1150年の歴史
真言宗・密教と醍醐寺
真言宗・密教の考え方、弘法大師空海と醍醐寺1150年の歴史、仏像の見方と醍醐寺の仏像について学びます。
世界遺産としての醍醐寺
醍醐寺の歴史的・文化的価値について、弥勒堂や三宝院を中心に理解を深めます。
霊宝館見学
霊宝館を見学し、醍醐寺に伝わる仏像や文化財について学びます。
昼食
境内フィールドワーク
金堂、五重塔、西大門、弁天堂など、境内の主要な場所を実際に巡りながら学びます。
醍醐寺の建築・三宝院庭園・庭園文化
寺院建築の基礎
書院造、五重塔のプロポーションの変化、金堂、和様建築など、日本の寺院建築の基礎について学びます。
三宝院庭園の文化的価値
三宝院庭園の歴史や構成、文化財としての価値について理解を深めます。
建築・庭園フィールドワーク
三宝院、金堂、五重塔、西大門、弁天堂などを専門家とともに巡り、建築や庭園の特徴と、ガイドとして伝えるべきポイントを現地で学びます。
フランスの空から千年の都へ
―― 最前線で培われた「もてなしの心」
京の美意識と媚びない品格が拓く、世界に選ばれる信頼の境地
1. オープニング & イントロダクション
- 本日の講義の目的と「パリと京都の凛とした関係性」についての導入
- 参加者10名の自己紹介や、現在の現場におけるリアルな課題感・お悩みのヒアリング
2. 第1部:世界基準の接遇とプロトコル
- かつて川原崎が担当していた大学授業「国際儀礼研究」に柴崎氏をゲスト講師として招いた当時の知見をベースに、最新動向へアップデート
- エールフランス最高峰「La Première(ファーストクラス)」の現場から学ぶ、世界の要人・富裕層を魅了するホスピタリティ
- マニュアルを超えた「個の尊厳を守る接遇」と、グローバルスタンダードにおける「媚びない品格」の築き方
Q&A & ミニ・ブレイク
- 第1部を受けての質疑応答、参加者とのフリートーク
3. 第2部:千年の都・京都における相互尊重のおもてなし
- 空と地上を貫く美意識:エールフランスCA 33年のキャリア、およびグランメゾン・スモールラグジュアリーホテルでの経験から、五感を満たす空間演出と「個に寄り添うおもてなし」の真髄を展開。
- 日常と非日常の交差点:日仏両国のホスピタリティー産業の経験、および異文化を受容する日常の空間から見えてくる、生活圏・家族という単位での異文化受容と、心地よい心理的・物理的距離感(ディスタンス)の設計。
- 国際儀礼の知見の応用:かつて自身が教壇に立った「国際儀礼研究」の知見(プロトコル=お互いの尊厳を守るためのルール)をベースに、いま京都(通訳・アテンド・文化財)の現場で起きている過剰サービスや萎縮を解きほぐし、「おもてなし・おもたせ」の精神を現代のラグジュアリートラベルに昇華。
4. 第3部:皆で深めるクロージング・ダイアログ
- 「パリと京都の凛とした顧客とホストの相互尊重」をテーマにした全体ディスカッション
- 参加者10名の日々の現場の課題と、今回の講義の要素をどう結びつけ、明日からどう実践に活かしていくかを全員で紐解くインタラクティブな時間
最終実践・認定試験
外国人旅行者を想定したガイド実技試験
実際の外国人旅行者への案内を想定し、ガイドとしての知識・説明力・対応力を実践形式で確認します。
講評・修了式・認定証授与
実技試験では、歴史・文化財に関する知識の正確性、相手の文化的背景や関心に合わせた構成力・説明力、安全・時間管理、適切な立ち居振る舞いとホスピタリティ、質疑応答への対応力などを総合的に確認します。
講師紹介
飯田 俊海 氏
総本山醍醐寺 僧侶/学芸員
種智院大学および醍醐山伝法学院を卒業。総本山醍醐寺に勤務し、学芸員として文化財調査、展覧会・展示業務などに従事。真言密教と醍醐寺の歴史・文化財を、寺院現場の視点から伝える。
石川 祐一 氏
京都市文化財保護課 主任文化財保護技師(建造物担当)/博士(学術)
京都府立大学大学院修士課程、京都工芸繊維大学大学院博士後期課程修了。近代建築史・住宅史を専門とし、「京都を彩る建物や庭園」制度をはじめ、歴史的建造物・庭園の保護に携わる。京都モダン建築祭アドバイザー。著書に『京都の洋館』など。
町田 香 氏
庭園史家/京都芸術大学 准教授
北海道大学工学部建築工学科卒業。京都造形芸術大学大学院博士後期課程修了、博士(学術)。日本庭園史、文化財庭園の学術調査・公開講座を中心に活動。京都芸術大学日本庭園・歴史遺産研究センター研究員。著書・共著に『すぐわかる日本庭園の見かた』など。
柴崎 雄一 氏
エールフランス航空/KLMオランダ航空 アカウントマネージャー・La Premièreセールス担当
成城大学法学部卒業後、エールフランス航空に入社。成田空港支店旅客課、東京支店発券課、コーポレート営業を経て、2014年よりファーストクラス営業を担当。ラグジュアリーブランドを中心とする法人営業、VIP顧客アテンド、海外での営業会議・研修、大学でのホスピタリティ講義など、豊富な実績を有する。
川原崎 由紀子 氏
TAZAR 代表
エールフランス航空フランス本社に入社し、パリを拠点に国際線客室乗務員として33年間、18,000時間を超える乗務を経験。ファーストクラスライセンス等を取得し、コンコルドにも乗務。退職後は平安女学院大学客員教授、株式会社ひらまつ勤務を経て、現在は欧米富裕層・要人向けの英語・フランス語通訳およびアテンドに従事。